こんにちは。
僕は昔、海外サッカーを観るのが大好きだったんですが、自分が若かった頃に好きになった選手というのは今でも思い入れがあり、思い出したようにyoutubeで動画を観たりすることがよくあります。
社会人になり、時間に余裕がなくなるにつれて、試合開始時間に時差のある海外サッカーを観る事がめっきりなくなりましたが、僕以外にもそういう方はきっと多いと思います。
なので、今日はそういった方が読んで懐かしくなるような選手について語っていきたいと思います。
海外サッカーファン、それも結構昔から観てる方にしかわかりにくい記事なので、コアな需要になってきますが、興味がある方は是非見ていってください。
トマーシュ ロシツキー
今日紹介するのは、現役時代ドルトムントやアーセナルで活躍したチェコ代表トマーシュ ロシツキー選手です。
日本では前田敦子に似ているという何ともあれな理由で一時期話題になりました。
ちなみに個人的に一番好きなサッカー選手です。
国籍.チェコ
生年月日.1980.10.04(プロキャリア.1998-2017 18歳~36歳)
身長体重.178cm.65kg
クラブキャリア
スパルタ・プラハ(1998-2001)~ドルトムント(2001-2006)~アーセナル(2006-2016)~スパルタ・プラハ(2016-2017引退)
ポジション
ポジションは攻撃的MF。
一番輝くポジションは間違いなくトップ下ですが、ドルトムント時代は4-3-3の中盤でバランサー的な役割を演じたり、アーセナルでもしばらくは左サイドでの起用が多かったです。
代表では一時期ボランチ(表記上はトップ下)に近い位置でプレーしたりとユーティリティな一面もあります。
トップ下のイメージが強い選手ですが、純粋にトップ下に近い形で自由にプレー出来たのはクラブではドルトムント初期とアーセナル後期ぐらいで、代表ではネドヴェドの代表引退後の僅かな期間だけだったりします。※スパルタ・プラハ時代は試合を観れないのでわかりません。
どんな選手?
長所
- 守備ブロックやラインの間でボールを引き出すセンス
- プレー判断の早さ
- プレッシャーを受けながらでも前を向く意識とテクニック
- ダイレクトプレーの上手さ
- パスセンス
- 豊富な運動量
- スピード
- 1対1のディフェンスセンス
- 優れた戦術眼
味方との連動、特に攻守共にサイドバックとの連携は素晴らしく、ロシツキーがいるチームのサイドバックは軒並み評価を上げる印象があります。
また、サッカーIQが高く、途中出場する際にはその試合の問題点を解決するようなプレーを積極的に行う選手でした。
仕掛ける選手がいなければ積極的に仕掛け、パスが回っていない試合では積極的にボールホルダーをサポートして潤滑油になり、逆にだらだらパスが回っているだけの試合では縦パスを連発してみたり、自らが積極的にスペースに走ったりとアーセナルが劣勢の試合ではロシツキーが出てくると試合が変わるイメージが強かったです。
こういうのは技術はもちろん選手としての引き出しの豊富さがあって出来る業ですね。
短所
- 怪我が多過ぎる
- シュートはあまり枠にいかない
- 運動量は多いが、試合終盤はガス欠になる事も
ドルトムント時代中期から完全に怪我が慢性化し、数試合おきに細かな離脱を繰り返し、素晴らしいプレーを見せていたアーセナル時代の07-08シーズンに2年近い超長期離脱を経験。
復帰後も持ち前のテクニックや戦術眼を武器に長く第一線でプレーしましたが、スピードやそれに付随する対人守備能力、運動量やキックの質の低下は否めず、この怪我がキャリアに大きな影を落とす事になりました。
得意なプレー
- トップスピードからの足裏を使った鋭い180°ターン
- 左サイドからの右足で合わせるピンポイントクロス
- アタッカーとは思えない激しいスライディング
- 一気に中央を割って運んでいくドリブル
- ミドルレンジのスルーパス
まとめ
いかがだったでしょうか?
出てきた頃はブンデスリーガ史上最高額でのドルトムントへの移籍だったり、当時強かったチェコ代表で若くしてスタメンの座についたりと、かなり期待されていた選手でしたが、怪我が慢性化してからは順風満帆なキャリアとはいかなくなってしまいました。
応援する側としても数試合おきに怪我をして、試合開始を待って夜遅くまで起きてた挙句、直前になって知らされる「ロシツキーはどこどこを痛めたとの事で欠場です」にかなり歯がゆい思いをさせられた選手だったのを覚えていますが、プレーを見るのが大好きでした。
大事なところで大きな仕事をしてくれる選手で、アーセナルでの長期離脱から復帰後は毎年のようにシーズン終盤にチームを牽引するプレーを見せ、チームをCL出場圏内に押し上げるプレーを見せてくれました。
現在はスパルタ・プラハのスポーツディレクターを務めているようですが、個人的にはいつかアーセナルに何かしらの形で関わってほしいなあと思っています。
時代的にそこまで動画は多くありませんが、魅力が伝わる動画もいくつか残っているので、興味がある方はyoutube等で見てみてください。
検索ワードはROSICKYです。
以上、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
引退した選手の記事を書いてみましたが、現役時代を知るサッカーファンの方が懐かしい気持ちになってもらえたら嬉しいです。
このブログではジャンルを絞らず色々な体験記や個人的なお薦め等を書いてますので、よければ他の記事も覗いていってもらえると嬉しいです。
ではでは。
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