こんにちは。
今日は猫の腎臓病について書いていきます。
↓の記事でも少し書いたんですが、家には猫がいて、腎臓を悪くした経験があります。
なので、どんな風に腎臓病になっていったか、どんな症状が出たか等の体験を書いていきます。
猫と暮らしている方、特に高齢の猫と暮らしている方には是非見ていただけたら嬉しいです。
- 異変を感じたタイミング
- 異変から2度目の冬
- 引っ越し後
- 腎臓病発症
- 腎臓病発症から半年間
- 腎臓病発症から半年後の夏
- 血液検査の結果
- 退院後の様子と新たな腎臓病対策
- カリナール2
- ケイ素の恵み
- 両製品の効果
- 対策
- まとめ
異変を感じたタイミング
これが腎臓病の前兆だったのかはわかりませんが、2017年の年末頃に大量の黄色い液体を吐きました。
凄く驚きましたし、見た事がなかったので黄色い嘔吐で調べてみると、胆汁という消化酵素の一種で空腹時等に吐いてしまう事があると出てきました。
調べた感じ、それほど危険な物でもなく、実際吐いた後は全然元気だったので様子を見る事にしました。
この嘔吐はその冬の期間に2回ありましたが、温かくなってからは1回もありませんでした。
異変から2度目の冬
暖かくなってからは1度もなかったのですっかり安心した状態で迎えた2018年の11月頃にまたしても黄色い嘔吐がありました。
その冬は嘔吐の頻度が上がり、2週間に3回ほどのペースで吐いていましたが、いずれも吐いた後は元気で、念の為病院に連れて行った際も、血液検査の異常はなく、吐いた後元気であれば特に問題ないとの事でした。
この年末は引っ越しをする事になっていて、引っ越しの準備等で慌ただしく、ストレスを与えていたのかもしれません。
引っ越し後
引っ越して新しい家に連れて行くと、最初の1週間は完全に怯えた様子で、2階の僕の部屋のクローゼットに隠れて動こうとしませんでした。
2週間目頃から、皆が寝静まった夜中に1階を探索している様子で、徐々に慣れてきたようでしたが、日中に自分から1階に降りるようになるまでは1ヵ月程かかりました。
かなりストレスがかかっていたようで、すぐに治りましたが頭に小さな円形脱毛が出来たりして悲しくなりました。
引っ越しから2ヵ月程経った頃、目に見えて元気がなくなり、食欲もなく撫でてもゴロゴロ言わなくなりました。
毛並みは普段よりザラザラしていて、口臭もキツくなっていました。
腎臓病発症
すぐに動物病院に連れていき、血液検査をしてもらうと、血中尿素窒素という数値が基準値より高く、腎不全と診断されました。
腎臓の機能に問題が出た事で、本来なら尿と共に出ていく筈の毒素が体内に溜まっていたようで、元気はもちろん、口臭がキツくなった原因も毒素が溜まった事に起因するようです。
ひとまず皮下点滴を打ち、数日後の検査で基準値より下がっていれば急性腎不全、下がっていなければ慢性腎不全との事でした。
その日は家に帰ってもしばらくは元気がないままでしたが、皮下点滴の効果か夜には徐々に元気が戻り、ご飯も食べてくれました。
そして数日後の検査の結果、基準値内に戻っており、急性腎不全だという事がわかりました。
このタイミングで、どうしても食べない時以外のご飯は腎臓サポート食のみ与えるように切り替えました。
腎臓病発症から半年間
急性腎不全発症から半年間は2ヵ月に1回ぐらいのペースで元気がなくなりました。
その都度、血液検査を受け、皮下点滴を打って回復を繰り返していましたが、動物病院に連れていく事そのものがストレスになっているであろう事と、血液検査の注射の際に鳴きながら暴れているのを見るのが凄く辛かったです。
そして、この期間に体重が凄い勢いで落ちていきました。
腎臓サポート食に切り替えた事で食事量は少し減りましたが、それでもそれなりの量を食べていた為、非常に不安でした。
6.7キロと肥満気味だった体重が半年間で4.4キロまで落ち、ここで安定しています。
腎臓病発症から半年後の夏
急性腎不全発症から半年後の夏、またしても元気がなくなりました。
元気はないもののご飯も食べていて、その日は普段行っている動物病院の医師が不在との事で、普段と違う病院でストレスを与えるのもよくないと思い、様子を見ることにしました。
しかし、夜になると急激に具合が悪そうになっていきました。
翌日、目覚めるとベッドの上に猫が吐いた大量の泡が付いていて、部屋の外を見ると猫が苦しそうな声で鳴きながら泡を吐いていました。
すぐに動物病院へ向かう為、準備をしましたが、猫を見ると白目を向いて痙攣していて、本当に助かるのかと怖くなりました。
血液検査の結果
動物病院に到着後、血液検査をすると、血中尿素窒素の数値が機械で測定出来る数値を越えていて、すぐに入院が必要という事になりました。
普段の皮下点滴よりも本格的に点滴を行う為、1週間ほど入院するという事になりました。
医師からは「ここまで数値が上がってると完全に良くなるかはわからない」と言われました。
数日後、面会に動物病院を訪ねると、猫は酷く怯えた雰囲気で、ケージの隅の方で小さくなっていました。
部屋の中は大量のケージがあり、色んな種類の動物の鳴き声がけたたましく響いていて、ストレス的に大丈夫なのか不安になりました。
退院後の様子と新たな腎臓病対策
1週間予定の入院でしたが、血液検査の結果数値が良化していた為、5日間で退院となりました。
退院してしばらくは久しぶりの我が家に落ち着かない様子でしたが、時間と共に元気が戻りました。
退院以降は腎臓サポート食に加えて、カリナール2とケイ素の恵みという2つの製品を腎臓病対策として取り入れました。
カリナール2は医師の提案で、ケイ素の恵はネットで調べて購入しました。
腎臓病対策商品については最後にリンクを貼っておくので、猫や犬の腎臓病でお悩みの方など、興味があれば見てみてください。
カリナール2
カリナール2はご飯にかけて与えます。
中身は黄色っぽい粉が入っています。
カリナール2の成分が乳酸菌など善玉菌の栄養となり、それらの善玉菌が増殖の為に腎臓病の原因となる窒素物を利用する事で、窒素物の低減効果があります。
味も匂いもないらしく、家の猫はすんなり食べてくれました。
体重により与える量が違うんですが、4.4キロの家の猫は2.5~5キロの括りで付属のスプーン2杯分、これを毎日与えて1箱2ヵ月半~3ヵ月程でなくなります。
ちなみに5~7.5キロで与える容量がスプーン3杯分に増えるので、2ヵ月保たないぐらいになると思われます。
ケイ素の恵み
ケイ素の恵は4~25滴程を水やご飯に混ぜて与えます。
急性腎不全等の予防目的であれば4~6摘、慢性腎不全の場合は腎臓の数値によって8~25摘と変わるようです。
家の猫の場合は予防目的という事で6滴を飲み切れるぐらいの少量の水に混ぜて与えています。
免疫力の強化や解毒作用があるそうですが、ミネラルやリンの量など疑問視されている部分もあるそうです。
人間にも有効で、動物用というわけでもないようですが、商品と同封でケイ素の恵みに含まれているリンの量の動物への影響について書かれた説明文などが入っており、動物に与える事を前提にしたような感じでした。
内容量は50mlで値段もやや高めですが、1日6滴×2回の投与の場合で4ヵ月以上は保ちます。
ちなみにカリナール等、他サプリと併用の場合は3~40分程タイミングをずらす必要があります。
両製品の効果
まず、家の猫の容態ですが、退院後7ヵ月が経過した今日まで腎臓の数値に問題が出ていません。
黄色い嘔吐は今でも数日おきにしてしまいますが、吐いた後は問題ありません。
すっかり元気になり、今は腎臓病の不安は感じずに過ごせています。
これが、入院時の治療によるものなのか、両製品の効能によるところなのかはわかりませんが、調子がいい状態なので願掛けの意味も込めて使用を続けてみようと考えています。
対策
まずは予防として、ストレスを与えないように配慮し、食事制限で腎臓の数値を上げないようにする事が第一です。
その上で普段からよく様子を観察し、発症した時には一早く行動する事以外ないと思います。
家の猫の場合は、あくびの際に口臭が強くなっていたり、眠る時も横にならずにずっと香箱座りでいるようになると発症する事が多かったです。
元気ないなぐらいの状態からあっという間に症状が深刻化する為、大袈裟じゃなく1分でも早く行動出来る準備をしておく事が何よりの対策になると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
猫の急性腎不全は症状があっという間に進み、少しでも遅れるとそのまま死に至ることが珍しくないという事を痛感しました。
今回様子見を選んだことで、取り返しのつかない事態を招いていた可能性もある事を考えると今でもぞっとします。
高齢猫の腎臓病は避けては通れない問題ですが、今後も対策を続けて少しでも発症率を下げられればと思っています。
以上、長々と書いていきましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また暇なときにでも覗いてもらえると嬉しいです。
ではでは。
腎臓療法食は種類によって成分が違いますが、食べないのが一番よくないので何種類か試して食いつきの良さで選んだ方がいいと思います。
家の猫はロイヤルカナンを一番よく食べてくれました。
ロイヤルカナンの場合は500gと2kgでコスパがめちゃくちゃ違うので注意しましょう。
ヤフーショッピングで取り扱いがありますので、興味があれば検索してみてください。
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