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猫と10年暮らしたペット不可マンションの退去費用 【体験談】

こんにちは。

 

今日は昔の体験談として、猫と10年間暮らしたマンションの退去費用がいくらかかったかという話をしていきます。

ちなみに、猫と暮らした期間は10年間ですが、トータルでいうと13年住んでました。

 

そのマンションは元々はペット不可で、猫と暮らし始めて6~7年後ぐらいに「ペット応相談」に変わったマンションだったんですが、変わった後も相談せずに無断で猫と暮らしてました。

 

クズ野郎ですみません。

それでも一つの体験談として残す事で同じ境遇の方の参考になれば嬉しいです。

 

 

猫と10年暮らした後の家の状態

13年間も暮らしていたので、基本的に猫関係なく痛みや汚れは激しかったんですが、猫がいた事によるクロスの痛みは相当で、床も多少の爪傷、そして爪とぎに使われた畳が一部ボロボロになってました。

床と畳はともかく、クロスに関してはもうあらゆる箇所が大なり小なり傷んでいて、↓の画像のようにべりべりと表面が剥がれ切った箇所も多々ありました。

 

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↑ 荒ぶる犯人

画像のように爪キンキンの状態だとすぐクロス剥がれちゃうんですよね。

 

 

他にも、常に猫がいるから麻痺してるのか、自覚はありませんでしたが、来客にはよく猫がいる家特有の匂いがすると言われてました。

更に壁の一か所に穴を開けてしまっていて、状態でいえばこれが一番の不安点でした。

 

そんな感じで、退去費用がどうなるかは凄く不安だったので、新居購入の際にお世話になった営業さんに見解を聞いてみる事にしました。

 

営業さんの見解は

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営業さんにクロスが壊滅状態だという事や他の事も話してみると意外に軽い感じで「全然大丈夫だと思いますよー。住んでる期間長いから経年劣化でほとんど負担しなくていいですし、猫も無断とかじゃなければ問題ないですw」との事でした。

 

いや、それが無断なんです…。と伝えると「ま、まあ無断でもそんなめちゃくちゃな請求は出来ない筈なんで大丈夫ですよ…!」とちょっと雰囲気が変わりましたが、そんな法外な金額にはならないというのは強調してました。

 

ただ、具体的な金額に関しては下手な事言えないんでわからないとの事。

 

新居への引っ越し作業

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引っ越し屋さんに頼んで荷物を運び終え、改めて何もなくなった部屋を見るとかなり汚れが酷く見えました。

 

家具で隠れてた壁とそうじゃない部分の色の差がみすぼらしく、防湿対策が弱いマンションだったので本棚の裏に大きなカビが生えてる場所なんかも見つかり、猫によるダメージと合わせて客観的に見て、これは酷過ぎる…よくこんなとこ住んでたなというのが正直な印象でした。

引っ越し屋さんに、正直言ってこれ状態的にどんなもんですか?ヤバいですか?それとも割と見るレベルですか?と聞くと「いやぁ…なかなか(汚い)ですねww」との事。。

 

これにより退去費査定への不安が大きく膨らむ事になりました。

猫については謝るしかないし、高く付いても仕方ないという思いはありましたが、30万とか50万とか請求されたらどうしようと悪い考えばかりが浮かんでいました。

 

退去費査定当日

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当日、不安しかなくそわそわしていましたが、そんな中査定員の方が到着。

2人体制で査定してくれるようです。

 

なんとなく怖い人が来るのかなと思ってましたが、物腰の柔らかい感じの人達でした。

挨拶が終わると、チェックシートを手に色々査定していきます。

汚れが酷い部分も壁に空いた穴も特に言及せず、ノーリアクションで淡々とシートを記入していきます。

猫がいたのが丸わかりのボロボロクロスや、爪とぎでぶちぶちになった畳も完全スルー。

 

査定が終わると「クリーニングとクロスの張り替え、畳と壁穴の補修なんかもありますけど、基本的には1割負担で大丈夫です。」との事。

営業さんの入れ知恵で牽制の意味もあったんですが、一度知り合いの不動産屋に見てもらうので見積もりをお願いしますとだけ伝えましたが、この時点でなんとなくそこまで大きな金額にはならないのかな?という雰囲気ではありました。

 

実際の金額

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査定後はなんとなく若干の安心感もあり、割と心穏やかに見積もりを待てました。

 

後日届いた見積もりを見ると、クリーニング代が一番高く、壁穴や畳、クロスの張り替えの他に開かなくなってる窓があったという事でそちらの修理費などがありました。

ペット云々は記載なし。

 

肝心の金額ですが、敷金14万円では収まらず、8万円の自費負担でした。

これが高いのか安いのかはわかりませんが、無断で猫と暮らしていた負い目もあり、最悪の予想からすると全然安いという感覚だったので、不動産の営業さんに相談する事もせずそのまま支払いに応じました。

 

後になって考えると1割負担にしては高いような気がしないでもないですが…。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 

無断でペットと暮らすのは当然やってはいけない事ですし、今回の僕のケースでは長く暮らしていた事で負担割合が小さかった点が大きく、ペットについて最後まで全く突っ込まれなかったので、もしかしたら非常に幸運なケースだったのかもしれませんが、一つの体験談として参考になれば幸いです。

 

 

以上、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

また暇なときにでも覗いてもらえると嬉しいです。

 

ではでは。