こんにちは。
今回も初心者の方にお薦めの投資コンテンツとして、立会外分売を紹介していきます。
こちらはリスクもリターンも低いですが、勝率はかなり高めの投資コンテンツになるので、万人向けでそれなりにお薦め出来るものだと思っています。
前回紹介したIPOのように夢のある内容ではないですが、月に数千~3万程度を手堅く稼げる可能性が高く、多少の収入アップとして気軽に取っつきやすいのが魅力です。
立会外分売とは?
まず、立会外分売がどういうものかというと、株式市場が閉じた後に、企業が証券会社を通じて株を安く売り出す事を言います。
投資家から見た立会外分売のメリット
上に書いた通り、立会外分売では株が安く売り出されます。
大体その日の終値から1.5~4%程安くなっている事が多く、シンプルに株を安く買える事が最大のメリットとなります。
更に株の値段が安くなっているだけじゃなく購入手数料もかからないので、そちらも地味ですが多少のメリットにはなります。
銘柄によってはそのまま保有するのも有りといえば有りですが、基本的には翌日の初値で売り抜けるのが安定します。
一回の利益は100株購入で数千円程度~場合によっては数百円と大きくはありませんが、稀に1万円を超える利益が出る事もあります。
ちなみに立会外分売の初値売りで利益が出る確率は大体毎年80%を越えていて、2019年の実績でいうと、107の案件で勝率86%とかなり高く、地雷銘柄を避ければ非常にローリスクな投資となります。
何でそんなことするの?
立会外分売を行う際には理由も添えて発表されますが、基本的には以下の3つの理由があります。
- 株主を増やす為
- 株の流動性を上げる為
- 資金調達の為
大体この3つのどれかで発表されます。
1を行う理由としては、文字通り株主を増やしたいという他に、東証一部以外の市場に属する企業の場合は、東証一部への昇格を狙っているパターンがあります。
東証一部へ昇格するには株主数2200人以上というのが一つの条件となっており、立会外分売を行うことで株主の増加を図っています。
2は株の取引を増やす事で投資家が希望通りの価格で売買をしやすくする為に行います。
3は立会外分売を実施する会社の親会社が、当該企業の株式を売却する事で資金を調達する為です。
投資家から見た立会外分売の理由
では、それぞれの理由が投資家にとってどういう意味があるのかということについて説明していきます。
まず、1に関しては 好材料です。
企業が単に株主を増やしたいだけにしろ一部昇格を狙っているにしろ、既存株主が損をする話ではない為、これが原因で翌日の株価が下がるという事はありません。
2に関しては、言葉通りであれば好材料ですが、裏にネガティブな背景があったりする場合でもこの理由で発表される事が多いので、申し込む前にきちんと調べる必要があります。
3に関しては完全な悪材料で地雷案件の可能性が高いので購入は控えた方が無難です。
申し込み~売却までの流れ
立会外分売は実施2週間~1週間前ぐらいには発表され、実施前日の18時から実施当日の朝8時20~30分(証券会社により20と30で分かれます)まで応募を受け付けています。
この、翌朝まで受け付けているというところがミソで、当日の地合いを確認してから応募するか決められる事が大きなメリットなので、当日の地合いと板の気配を見て、締め切り直前に応募するのがいいです。
応募した後はIPOのように抽選となる事が多いですが、IPO程倍率は激しくなく数社から応募すればそれなりに当選します。
ちなみに僕は3社から応募していますが、去年は26回当選しています。
儲けで言うと11万7000円で、労力もいらずローリスクでこれは普通に美味しいです。
かなり資金が必要なので難しいですが、3社と言わずあらゆる口座から応募すればかなり当選数を増やせて、ローリスクながら結構な額を稼げると思います。
当然ですが、朝の地合いや板の状況を見てから応募出来るので期待値が高い銘柄ほど当選率は下がりますし、逆に地雷銘柄はほぼ当選します(下調べせずに応募した馬鹿が僕です)
話が逸れましたが応募した後は、当選している場合のみ8時50分以降にサイレントで持ち株に入れられています。
確認~成り行き注文までの猶予が短いので注視しておきましょう。
9時までに成り行き注文を入れてしまえば後は初値が付くと同時に自動で売却されます。
この8時50分~9時の間にスマホを触れないとなかなか難しくなるので、働いている会社の都合によっては厳しいかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ほとんど手間いらずかつローリスクで資産を増やせる方法として個人的にはお薦めのコンテンツですが、人によっては金額が小さく魅力を感じないかもしれませんね。
ただ、投資初心者の方には間違いなく入りやすい投資法ですので、興味がある方は是非始めてみてはいかがでしょうか?
前回のIPOに続いて、コンテンツ的な株式投資について語っていきましたが、次回は実戦的な初心者向け投資法について書く予定ですので、興味があれば覗いてみてくれると嬉しいです。
以上、長々と読んでいただいてありがとうございました。
ではでは。
次回↓